プレコンセプションケア(プレコン)とは
プレコンセプションケアとは、妊娠を希望する前から心身の健康を整える取り組みのことです。
妊娠や出産は、妊娠前の健康状態に大きく影響します。そのため、妊娠を考え始めた段階で生活習慣や健康管理を見直すことが重要です。
妊娠は女性だけの問題ではなく、男性の生活習慣も大きく関係しますので、男女ともにプレコンセプションケアに取り組む必要があります。
プレコンセプションケアの目的
- 妊娠を希望する人が、妊娠前から心身の健康状態を良好に保つこと。
- 健康な妊娠・出産、そして赤ちゃんの健やかな成長につなげる。
喫煙による妊娠・出産への影響
女性の喫煙は、いろんな年代でリスクがあります。
特に妊娠にかかる年代での喫煙
早産、低出生体重、胎児発育遅延や、出生後は乳幼児突然死症候群になる危険があります。また、不妊や、子宮外妊娠、常位胎盤早期剥離、前置胎盤等になる可能性もあります。妊婦の家族などの喫煙による受動喫煙でも被害を受けますので注意が必要です。
妊娠前に禁煙すると
子どもの出生体重は、たばこを吸わない妊婦とほぼ同じになります。妊娠3ヶ月から4ヶ月までに禁煙すると、低出生体重、早産、周産期死亡のリスクが低下します。出産後に禁煙すると、子どもがたばこの煙を吸わされる機会が減るため、受動喫煙を避けられます。
喫煙の影響は母親からだけではありません
出産前の妊婦のにかかわる方の喫煙
国民の8割以上は非喫煙者ですが、たばこを吸わなくても、受動喫煙にさらされている人は病気になるリスクが高くなります。
受動喫煙を受けている人が受けていない人に比べて、乳幼児突然死症候群(SIDS)になるリスクは4.7倍です。
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出産後の子育てにかかわる方の喫煙
子どもが、身近な大人が吸ったたばこの煙を吸わされることにより、乳幼児突然死症候群、喘息、咳・たんなどの呼吸器症状や中耳炎等の原因になります。また、呼吸機能に影響が出て呼吸機能が低下する可能性もあります。
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禁煙のメリット
- 妊娠しやすくなる。
- 赤ちゃんの健康リスクが減少する。
- 家族の健康にもつながる。
※記載内容は一般的な健康情報であり、効果には個人差があります。詳細は医療機関へご相談ください。
上手に禁煙しよう
長崎県内の禁煙支援医療機関
禁煙したいけどできないと悩んでいる方は、禁煙支援医療機関にご相談ください。
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