環境分野

PM2.5の成分検査

長崎県では、大気汚染防止法に基づく大気常時監視の充実を図るため、ガイドラインに基づき、PM2.5の採取及び分析を行っています。測定したデータを用いて、PM2.5による本県の大気汚染の現状について解析を進めています。

川棚大気測定局

川棚大気測定局

 

酸性雨のモニタリング調査

長崎県では、環境省から委託を受けて対馬市に雨水を自動的に採取する機械を設置しています。採取した雨水のpH測定や雨水に含まれる硫酸イオンや硝酸イオン濃度等の分析を行い、当県の酸性雨の降雨状況を調査しています。

対馬酸性雨測定所

対馬酸性雨測定所

 

環境中の放射能水準調査

長崎県では、原子力規制庁の委託を受け、過去の大気圏内核実験に伴う放射性降下物や原子力施設からの影響の有無を把握するため、一般環境中(雨水や食品等)の放射能濃度を調査しています。

環境放射能水準調査

ツシマヤマネコ保護増殖事業における糞等のDNA分析

ツシマヤマネコは対馬のみに生息する野生のネコで、現在、自然状態で安定的に生息できることを目指し、保護および増殖のための事業(ツシマヤマネコ保護増殖事業)が実施されています。当センターでは、環境省の委託を受け、対馬で収集された糞等についてDNA分析を行い、種や性の判別、個体の識別等をおこなっています。

ヤマネコ種判別電気泳動結果写真

種判別検査における電気泳動結果

種判別PCR検査における電気泳動結果

県内のマイクロプラスチックの実態と排出抑制対策に資する研究

区分 経常研究
概要 近年、生物等への影響が懸念されているマイクロプラスチックについて、本県の実態(海岸や海底堆積物の種類と量)を把握し、その結果を排出対策へ活かすことで、県内の生活環境の保全に貢献する。
期間 令和5年度から令和7年度まで

大村湾における水質と漁獲量に係る過年度データ整理と長期変動解析

区分 行政要望研究
概要 大村湾における水質(特に栄養塩類)と漁獲量の過年度データの収集・整理及び長期変動解析を行い、大村湾における水質と水産資源の関係を把握する。
期間 令和6年度

希少な昆虫類保全のためのアメリカザリガニ分布調査

区分 行政要望研究
概要 「外来種リスト」(県自然環境課作成[令和元年度])を希少昆虫類保全対策に活かせるレベルに改定していくために必要な調査の一環として、特定外来生物であるアメリカザリガニについて、優先的な状況把握が必要な地域や侵入状況が不明な地域等において、分布調査を行う。
期間 令和6年度

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  • 環境保健研究センター
  • 郵便番号 856-0026 
    長崎県大村市池田2丁目1306番地11
  • 電話番号 0957-48-7560
  • ファックス番号 0957-48-7570