(8/27更新)ミカンコミバエの調査結果について

このページを印刷する
1 ミカンコミバエとは

 ミカンコミバエは、現在国内に定着していませんが、かんきつ類や果菜類等に大きな被害をもたらす重要害虫です。
 毎年、梅雨前線や台風等の強風により東アジア等から国内へ飛来すると考えられているため、平時より、農林水産省門司植物防疫所と県が連携して侵入を警戒しております。

ミカンコミバエとは[PDFファイル/215KB]

2 令和7年度の捕獲状況

 令和7年度は、本県では6月18日からミカンコミバエが捕獲され、長崎市、諫早市、大村市、西海市、佐世保市、対馬市、長与町、時津町、小値賀町、新上五島町で230頭捕獲されました(8月27日現在)

(別表)令和7年度 ミカンコミバエの調査結果[PDFファイル/33KB]

 

 ミカンコミバエの捕獲地点を中心に、国、県、市町、JA等が連携し、テックス板(誘殺板)(※)の設置(誘殺地点から半径2km円内)、トラップ調査(捕獲地点から半径5km円内)、寄主果実調査(捕獲地点から半径2km以内)などを実施しており、捕獲虫数が多い地域(防除強化地域※)においては、テックス板の設置を半径5kmに拡大しています。

  ※テックス板(誘殺板):ミカンコミバエの雄の成虫を集中的に誘殺し、ミカンコミバエの繁殖を防ぐための防除資材
  ※防除強化地域    :長崎市、佐世保市、諫早市、大村市、対馬市、西海市、長与町、時津町、佐々町、新上五島町

4 テックス板の注意事項

 テックス板の設置においては、居住地周辺には設置しないなど配慮して行っております。
 なお、テックス板を発見した場合は、素手で触れない、触れた場合はすぐに石鹸で洗い流していただきますようよろしくお願いします。

 

5 寄主果実の処分等について

 防除強化地域の住民や農業者においては、卵を産み付ける寄主果実となり得るかんきつ類、ぶどう、なし、いちじく、スイカなどの果実の他、家庭菜園でのトマトなどについて、採り残しや落下した果実は放置せず、埋設やゴミ出しなどで処分するなどの対応をお願いします。

ミカンコミバエまん延防止に対するお願い[PDFファイル/241KB]

 

このページの掲載元