2024年11月6日、国内で初めてランピースキン病の発生が確認されました。
詳細な発生状況等については、農林水産省のホームページのランピースキン病に関する情報のページを参照願います。
ランピースキン病は、ランピースキン病ウイルスによる牛の伝染病で、主に蚊、ハエ、ダニなどの媒介や感染した牛の移動により感染が拡大します。
感染した牛は、全身性の皮膚の結節や水腫、発熱、泌乳量の減少などの症状を呈し、生産性に影響を及ぼします。
発症牛の早期発見・隔離、発症牛確認後の移動の自粛またはとう汰、ワクチン接種等の総合的な防疫対策が重要となります。
発生予防のため、飼養衛生管理基準の遵守の徹底をお願いします。
特に以下の3点の強化をお願います。
○殺虫剤散布等によるサシバエ等の衛生害虫対策
○定期的な健康観察、異状を認めた場合の早期連絡
○畜舎の清掃及び消毒の徹底
また、万が一発生した際には、まん延防止策として、以下の対策がとられることとなります。
■真症牛(本病に感染していると判定された牛)及び疑症牛(真症牛の確認以降に本病を疑う症状がみられた牛)等の隔離、移動及び出荷の自粛
(自粛期間)
・真症牛・疑症牛:皮膚病変の消失確認後または真症牛判定日(疑症牛確認日)から28日目の日より後に
実施する抗原検査で陰性が確認されるまでの期間
・その他の同居牛:真症牛又は疑症牛が最後に確認された日より28日目の日より後に実施する臨床検査において
陰性が確認されるまでの期間。ただし、と畜場への出荷のための移動を除く
■生乳、精液の移動及び出荷の自粛
(自粛期間)
・真症牛・疑症牛:皮膚病変の消失確認後または真症牛判定日(疑症牛確認日)から28日目(精液は42日目)の日より後に
実施する抗原検査で陰性が確認されるまでの期間
■飼養器具等の清掃・消毒
■衛生害虫対策
■ワクチンの接種
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