R6年産イチゴの取り組み(9月27日)
6年産のイチゴにおいて、下記の通りの取り組みをしていきますので紹介します。 (園芸学科野菜コース職員)
1 プロジェクト活動
 本年も1年生2名の学生がイチゴについてプロジェクト学習を行います。

 テーマ①「恋みのり」における採苗時期の違いが生育・収量に及ぼす影響
 イチゴはランナーを鉢受けして苗を増やしていきますが、その鉢受け時期は5月中旬から6月中旬と約1ヵ月に渡るため、株によって
育苗期間が1ヵ月も差が出てきます。
 そこで採苗時期の違いによるその後の生育や収量について、検証します。
  
   左から、定植直後の1番苗(5月上中旬鉢受)、2番苗(5月下旬~6月上旬鉢受)、 3番苗(6月中旬以降鉢受)
    ※定植日は、9月26日


 テーマ②「恋みのり」の高設栽培における「前作の残渣あり」での栽培の検討
 イチゴ高設栽培では、栽培終了後の株の除去作業に労力がかかります。そこで、前作の株を掘り取らず(地上部のみ除去)、前作の株と
株の間に新しい株を定植して、その後の生育や収量および労力低減効果について検証していきます。

2 地床栽培の実施
 農大では、近年イチゴ栽培は高設のみでした。そこで地床栽培を経験してみたいという 学生からの強い要望により、地床栽培も実施する
ことにしました。定植、防除、収穫等さま ざまな管理作業を実際に行うことで、高設栽培との作業性の違いを体感していきます。
↑ 圃場作成中 ↑ 定植直後