令和4年12月17日(土曜日)、県内大学に在籍する留学生を対象に、長崎平和大学を開催しました。
今回も昨年度と同様、日本人学生の皆さんにも参加していただき、国籍を超えた平和学習の場となりました。長崎では子供の頃から平和教育を受けることができますが、このように、大人になってから原爆の脅威や平和の尊さについて考える時間も貴重な機会ではないかと思います。来年度も開催を予定しておりますので、ぜひ多くの皆様のご参加をお待ちしております。
1.被爆遺構めぐり
平和案内人の山口弘樹(やまぐち ひろき)さんと坂口豊(さかぐち ゆたか)さんの案内により、長崎市内の被爆遺構(平和公園、原爆落下中心地碑)と原爆資料館を見学しました。原爆の脅威を間近に感じる貴重な機会となり、皆さん真剣にお二人の話に耳を傾けていました。
平和公園 | 原爆落下中心地碑 | 長崎原爆資料館 |
2.被爆体験講話
77年前、長崎で被爆された三瀬清一朗(みせ せいいちろう)さんの講話を聞かせていただきました。三瀬さんは、小学5年生(10歳)の時に爆心地から3.6キロメートル離れたご自宅で被爆されましたが、当時の体験を交えながら、核兵器のない平和な世界の実現への思い、この平和な日常がいかにありがたいものであるかを熱心にお話ししてくださいました。参加した皆さんにとって、原爆落下当時の様子を直接聞くことで、原爆の悲惨さを間近に感じ、平和な世界の尊さをあらためて実感できる時間になったと思います。
3.平和に関するワークショップ
長崎で平和に関する活動をしている学生グループ「Peace Caravan隊」の皆さんの協力を得て、「核兵器と平和について語ろう」をテーマにワークショップを開催しました。国によってそれぞれ異なる平和教育の現状を知ったり、互いの平和に対する思いを述べ合いました。また、「BB弾シュミレーション」という、長崎に落とされた原子爆弾1発と、現在世界にある12,720発の核兵器の数を比較して体感する実演もあり、いかに核兵器が脅威であるかを実感することができました。様々な国の学生同士で交流する機会にもなり、大変有意義な時間となりました。
このページの掲載元
- 国際課
- 郵便番号 850-8570
長崎市尾上町3-1 - 電話番号 095-895-2081
- ファックス番号 095-827-2487