LGBT等(性的少数者)について正しい理解をしましょう

 恋愛対象が同性や両性の方、こころの性とからだの性が一致しない、あるいはこころの性がはっきりしないなどといった方は、一般的にLGBT等(性的少数者)と呼ばれています。
 国や民間のいくつかの機関の調査では、日本人に占める性的少数者の割合については、8%や10%といったデータも出ています。しかし、性的少数者の方には、差別や偏見を受けることをおそれて、カミングアウトされていない方が多くいらっしゃいます。このため、あなたの言動が、知らないうちに性的少数者の方を傷つけているかもしれません。
 どの性別を好きになるか(性的指向)、自分の性別をどう認識するか(性自認)は、人それぞれです。同性の人を好きになるとか、こころとからだの性が一致しないといったことなどは、その人の個性のひとつです。お互いを認め合い、誰もが「自分らしく」生きられる社会にしていきましょう。

性の多様性の理解啓発イベント

 性的指向やジェンダーアイデンティティを理由とする偏見や差別をなくし、お互いが性の多様性を認め合い、誰もが安心して暮らせる社会となるよう、多くの県民に性の多様性に対する正しい理解と認識を深めてもらうことを目的に、個性豊かな「ゆるキャラ(マスコットキャラクター)」も参加する啓発イベントを、令和5年度より開催しています。  

令和6年度の開催について ※令和6年12月7日(土曜日)に佐世保で開催

令和5年度の開催実績について

性の多様性についての啓発テレビコマーシャルを制作しました

 性の多様性について理解を深めてもらうためのテレビコマーシャルを制作し、県内の民放4局で放送しました。
 以下のサイトにも掲載していますので、ぜひご覧ください。

 性的少数者の人権啓発テレビコマーシャル 第1弾

 長崎がんばらんばチャンネル(YouTube)(外部のサイト) 

 長崎県インターネット放送局「よかテレ」 

 性的少数者の人権啓発テレビコマーシャル 第2弾

 長崎がんばらんばチャンネル(YouTube)(外部のサイト)

 長崎県インターネット放送局「よかテレ」

 

「多様な性への理解と対応ハンドブック」を作成しました

 県では、県民の皆様に多様な性のあり方への理解を深めていただく取組を進めていますが、その一環として、このたび、県内の性的少数者支援団体「Take it! 虹」(ていく いっと にぃじぃ)と協働して、性の多様性に関する正しい知識や対応などについて、わかりやすく解説したハンドブックを作成しました。
 下記からダウンロードできますので、学校や職場内などでの研修等にもご活用いただければ幸いです。
 このハンドブックが、性のあり方についてお互いの違いを認め合い、誰もが自分らしく生きられる社会の実現への一助になればと考えています。

多様な性への理解と対応ハンドブック(表紙 – P5)[PDFファイル/2MB]

多様な性への理解と対応ハンドブック(P6 – 13)[PDFファイル/3MB]

多様な性への理解と対応ハンドブック(P14 – 裏表紙)[PDFファイル/2MB]

◎当ハンドブックは、「令和2年度人権啓発資料法務大臣表彰」の「出版物部門」において「優秀賞」を受賞しました。

  ※「人権啓発資料法務大臣表彰」について

  • 人権思想の普及高揚と基本的人権の擁護の促進を図り、地方公共団体における今後の人権啓発活動をより一層充実させることを目的に、地方公共団体が作成する人権に関する啓発資料について表彰するもの。
  • ポスター、出版物、新聞広告、映像作品の4部門ごとに優秀賞各1点と全部門の中から最優秀賞1点を表彰。

 ※法務大臣表彰ホームページ(外部のサイト)
   http://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken04_00184.html

LGBT相談デー

 長崎県人権教育啓発センター(長崎県人権・同和対策課)では、2018年11月より、LGBT等(性的少数者)の当事者の方や、家族、友人、教員、職場の同僚など周囲の方を対象に、性のあり方に関する悩みや相談をお受けする日を、以下のとおり、月1回設けています。お気軽にご相談ください。

 相談日時:毎月第3土曜日 9時30分から13時まで(電話相談のみ)

 専用電話番号:090-5939-5095 

※相談は無料です。(但し、通話料は自己負担です。)
※電話での相談となります。相談内容は厳守します。匿名でも相談可能です。
※専門の相談員が電話相談に応じます。
※相談内容によっては、専門機関に関する情報を提供します。
※相談デー以外の日(平日及び土日の午前9時から午後5時まで)は、長崎県人権教育啓発センターの人権相談窓口(電話番号 095-826-5115)において、県人権・同和対策課職員が相談に応じます。
※LGBT等(性的少数者)に関する図書やビデオ、パンフレット等を、長崎県人権教育啓発センターに備え付けております。(図書・ビデオ貸出可)

LGBT相談デーチラシ[PDFファイル/386KB]

◇LGBT(エル・ジー・ビー・ティー)とは
 (Lesbian レズビアン):女性の同性愛者(こころの性が女性で恋愛対象も女性)
 (Gay ゲイ):男性の同性愛者(こころの性が男性で恋愛対象も男性)
 (Bisexual バイセクシュアル):両性愛者(恋愛対象が女性にも男性にも向いている)
 (Transgender トランスジェンダー):こころの性とからだの性が一致しない人や、からだの性に違和感を持っている人
 ※性的少数者には、LGBTの方以外にも、男女どちらにも恋愛感情を抱かない人や、自分自身の性を決められない人など様々な人がいて、性のあり方は多様です。 

◇SOGI(ソギ又はソジ)とは
 性的指向と性自認のことで、性的指向(Sexual Orientation)と性自認(Gender Identity)の英語の頭文字を取ったもの

性的少数者に関するアンケート結果

 県では、性的少数者の方を取り巻く課題や実態を把握し、今後の施策を推進していくうえでの基礎資料とするため、インターネットによる本アンケートを、以下のとおり実施し、その結果をとりまとめました。

  1. 調査対象者
     県内居住者又は居住経験者

  2. 調査期間
     令和元年6月24日から同年8月10日まで

  3. 調査方法等
    (1)性的少数者支援団体「Take it! 虹」(ていく・いっと・にぃじぃ)へ委託して実施

    (2)県ホームページにアンケートWEBページを開設して調査

    (3)本調査は、回答者を無作為に選び回答を依頼したものではなく、県ホームページへの掲載やポスター掲示、チラシ配置等による周知のほか、調査委託先の各種活動への参加者やその知人の方へ周知を行い、調査対象者であればどなたでも回答できるものとしました。

    (4)このため、各セクシュアリティ分類の回答者割合並びに各質問の回答割合は、県民全体の傾向と捉えることはできないことに留意する必要があります。

  4. 回答者数
     688人(うち性的少数者253人)

  5. アンケート結果

     性的少数者に関するアンケート結果の概要[PDFファイル/713KB]

     性的少数者に関するアンケート結果報告書[PDFファイル/2MB]

「性の多様性ロゴマーク」の入賞作品

 様々な性についての理解を深めてもらうため、県内の中学、高校、大学等の生徒を対象に、性的少数者の人権を尊重し大切にすることを表すロゴマークのデザインを、平成30年7月2日から同年9月20日の期間で募集し、多数のご応募をいただきました。ご応募いただいた作品については、厳正な審査を行った結果、下記のとおり、入賞作品が決定しました。

  1. 募集内容
    募集要領[PDFファイル/318KB]
    応募チラシ[PDFファイル/2MB]
    応募用紙(チラシ裏面)[PDFファイル/685KB]

 2.   応募総数
      中学校の部  216点
      高等学校の部  59点
      大学等の部   74点

 3.   入賞者及び入賞作品
         入賞者一覧[PDFファイル/322KB]
       最優秀賞作品[PDFファイル/190KB]
         優秀賞作品[PDFファイル/340KB]
         入選作品[PDFファイル/273KB]

※最優秀賞作品については、長崎県の人権啓発活動に使用する予定です。なお、必要により、一部修正を加える場合があります。

他機関発行の啓発リーフレット 

性的少数者に関する人権啓発リーフレット(一般向け)※(公財)人権教育啓発推進センター作成[PDFファイル/978KB]

性的少数者に関する人権啓発リーフレット(子ども向け)※(公財)人権教育啓発推進センター作成[PDFファイル/1MB] 

性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の増進のためのリーフレット[PDFファイル/2MB]

関連リンク

「性的指向及び性自認を理由とする偏見や差別をなくしましょう」 (法務省ホームページへ)(外部リンク) 

 

 

このページの掲載元

  • 人権・同和対策課
  • 郵便番号 850-8570  
    長崎市尾上町3-1
  • 電話番号 095-826-2585
  • ファックス番号 095-826-4874